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第2回「三井ゴールデン匠賞」募集開始に先駆け、 6月26日に募集予告トークイベントをaeru gojo(京都市)で行い、伝統工芸に関係する多数の方にご参加いただきました。当日は第1回受賞者の杉原吉直氏<杉原商店/越前和紙>をお招きし、審査員でもある矢島里佳氏<(株)和える>とのトークショーで大いに盛り上がりました。

 
第1回受賞者 杉原吉直氏(左)と和える 矢島里佳(右)氏   イベント会場となった”0から6歳の伝統ブランドaeru” 京都直営店「aeru gojo」



三井広報委員会(以下、三広委)では、9月から開始予定の応募受付に向けて、着々と準備を進めているところです。第二回の開催では、伝統工芸の世界で活躍されている、できるだけたくさんの“匠”の方に私たちの思いが届くよう、伝統工芸の産地でご案内をしています。
三井ゴールデン匠賞は、作品ではなく「人」を焦点にした賞であること、職人だけではなく、プロデューサーやデザイナー、経営者といった様々な立場で伝統工芸に携わる方も広く対象であること、そして何より伝統工芸の世界において革新的な取り組みに挑戦されている方々を称賛したいことをお伝えしました。
特に応募対象になる基準についての関心が高く、募集要項の説明にも真剣に耳を傾けていただき、会場の参加者からはイベント終了後も多くの質問が寄せられました。

 
会場は伝統工芸に携わる方々で満員になりました    


トークショーでは、受賞者の杉原氏、審査員の矢島氏から受賞後の反響や感想などについて語っていただきました。

 



受賞後の感想について
杉 原   初めての賞ということもあり手探りで応募したのですが、まさか自分が受賞するとは思っていなかったです。受賞した後は、“三井ゴールデン匠賞の杉原”として箔がつき、仕事の受注が増えたほか、三井グループの広報誌やキャンペーンに取り上げられたり、地元テレビのコメンテイターになったりしました。
      
賞に関わったきっかけを教えてください
矢 島   審査員の依頼が来たことが最初のきっかけでした。
伝統産業の業界だけで閉じたままだと世界が拡がっていかないと思ってましたので、このお話しをいただいた時は三井広報委員会のような大きなグループが伝統産業を応援してくださるのはとてもチャンスだと思いました。こういう世界があることをまずは世間に広く知っていただくことが重要だと感じてましたし、そのためには伝統工芸に関わるたくさんの皆さんに応募していただくことが大事なことだと感じています。また、この賞はいわゆる「大御所」だけでなく、若手の方にもぜひ挑戦していただきたいと思っています。
      
“革新性”についてお話ください
三広委   第1回グランプリを受賞された能作氏が「伝統工芸は革新の連続である」とおっしゃっていたことが印象に残ってます。
      
矢 島   京都は伝統と革新の街です。現代の暮らしの中で自然に受け入れられていること自体が革新なのではないかと思います。
      
杉 原   自分自身は特別に革新性があるとは思っていなかったのですが、様々な出会いがあって、そこから新たなものを作り出していくことを私は繰り返してきました。実はそれが革新の連続ということだったです。そしてそれが評価されたのだと思います。
      
矢 島   (会場の)皆さんが日々繰り返していることが実は革新なのです。
ぜひそこを打ち出して応募してほしいです。応募のポイントは「書く」ことで、あまり考え過ぎずに感じていたことをとにかく応募用紙に沢山書き込んでいただくことが重要なのではないでしょうか。
      
第1回受賞者における革新性の紹介
矢 島   グランプリの能作さんは「錫(すず)」を用い、使う人が自在に「曲げて使う器」を開発しましたが、それだけではなく、こういったノウハウを産地全体の発展を視野に同業者に公開し、地域の活性化や後継者の育成に貢献されています。岩鋳さんは黒のイメージしかなかった南部鉄器を用いて、カラフルな急須を一番最初に開発したことが革新で、海外からのニーズにも応えました。一般の方の投票で選ばれるモストポピュラー賞も受賞されています。
      
杉 原   私は和紙と漆を融合させた「漆和紙(うるわし)」を開発しました。もともとは問屋なので、産地がなければ我々は存在できないです。ですので産地の発展のために営業をし、今のニーズにあわせていろいろモノを作りました。例えば漆和紙のジャケットや帽子なども作りました。
      
矢 島   立川さんはプロデューサーという立場で受賞されていますが、伝統産業界を横断し、いろんな職人さんを技術をプロデュースすることを一番最初に始めた方です。福島さんは今回唯一の職人さんの受賞でした。久谷焼の赤絵描写が圧倒的な技術力で、誰が見ても美しいと感じる作品を生み出しています。しかも独学で技術を考え、身に付けたこところに革新性を感じました。
こうしてみると、それぞれの革新性の切り口は違いますね。この賞のおもしろいところは、審査員の国籍と年齢が幅広いこと。そして審査員には、伝統工芸の分野を知らない人間も入っているので革新性の評価の軸がそれぞれ違っていることです。つまりそれはあらやる可能性が広がっているということなのだと思います。
      


●参加者からの質問
Q.応募要項や応募用紙はどのようにしたら手に入りますか?
A.9月以降の三井広報委員会のホームページに掲載しますので、ダウンロード及び印刷してご使用下さい。
Q.国などが指定する伝統工芸である必要はありますか?
A.国、都道府県、市町村など、それぞれの基準で伝統工芸が指定されていますが、三井ゴールデン匠賞では特段の指定はありません。応募者が「伝統工芸」と判断されるのであれば応募可能です。 また、伝統工芸に従事している年数の要件(何年以上従事していることが必要といった要件)もありません。
Q.複数の伝統産業にまたがっているグループでも応募可能ですか?
A.もちろん、応募可能です。


   
終了予定時刻を過ぎてもたくさんの方からの質問が続きました    
   

●参加者の声
「実際に受賞者した方の話を聞けてとても良かったです。事前にこのような説明会を開いていただくととても参考になります。」
「受賞者と審査員のトークショーはとても参考になりました。このようなイベントがないと一般の方にはなかなか伝わらないので、もっと開催してほしいと思いました。」
「はじめは職人さんだけの賞かと思ったが、伝統工芸に関わる幅広い人が応募できることを知りました。ぜひ私も応募を検討したいと思います。」
    
今回のイベントは、第2回三井ゴールデン匠賞の実施に向けた初めてのイベントでしたが、実際に応募をご検討いただいてる方と直接お話できる貴重な機会となりました。
ホームページやパンフレットの文章だけでは、賞の目的がなかなか伝えきれていないことも実感しました。
第2回三井ゴールデン匠賞の募集概要は9月上旬にホームページで公表いたします。
伝統工芸に携わるたくさんの方の応募をお待ちしています。

【募集予告トークイベント】
日時   6月26日(月)18時30分~19時30分
会場   “0から6歳の伝統ブランドaeru” 京都直営店「aeru gojo」
https://a-eru.co.jp/gojo/access/
京都市下京区松原通室町東入玉津島町298
内容   第2回「三井ゴールデン匠賞」応募説明会
杉原吉直氏×矢島里佳氏によるトークショー
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