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受賞者パネルディスカッション
KOGEI EXPO福井三井ゴールデン匠賞 トップページ > 受賞者パネルディスカッション KOGEI EXPO福井 後編

サンドーム福井(福井県越前市)にて開催された「KOUGEI EXPO 第33回伝統的工芸品月間全国大会福井大会」において「第1回三井ゴールデン匠賞受賞者によるシンポジウム」が開催されました。審査員を務められた株式会社和えるの矢島里佳氏をモデレーターに、受賞した5人の匠をパネラーとしてお招きし、受賞の感想や伝統工芸に対する思いなどについてお話しいただきました。

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これからの飛躍のためにできること

矢島
色々お話をうかがってきましたが、最後に、ご自身のことも含めて、これから伝統産業を飛躍させるためにどのようなビジョンをお持ちなのかお聞かせください。
杉山
巷では伝統産業界でやっていくのは厳しいと言われたりもしますが、皆さんのお話を聞いていると意外と元気なのではと思ってきました。職人不足と言われていますが、私はむしろ逆だと思っていて、食べていけるのであれば職人になりたいという人はたくさんいるんですよね。ですので、職人になって生計を立てていける環境をもう少し作っていくために頑張りたいと思っています。
岩清水
私は第1回「三井ゴールデン匠賞」の審査基準でもあった、技術、革新性・アイデア性、作品のクリエイティブ、美、デザイン、有用性、国際性、継続性という理念が好きでして、これはまさに伝統産業界を飛躍させるための道標だと思います。私もこの理念を常に頭において、この先やり続けていくつもりです。
立川
ディレクターとして、とにかく伝統産業界を価値の高い場所にリードしていきたいと思っています。ガラスメーカーとして世界的に有名なバカラ社はフランスのロレーヌ地方にあるバカラという小さな村が発祥の地で、今でもこの村でガラス製品を作っています。日本でもバカラ村のようになる可能性を秘めた地域はたくさんあるので、少しでもその道筋をつけていけるように頑張ります。
福島
私自身の飛躍ということではないのですが、この「三井ゴールデン匠賞」の存在は、若い職人たちにとってものすごく刺激になると思います。若手にとっては絶えずエントリーして挑戦し続けることが必要ですから、この賞を受賞するために頑張ることが飛躍につながっていくと思います。
能作
最近つくづく思っているのは、これからさらなる飛躍を目指すのであれば、伝統産業といえども、ある程度の規模は絶対に必要だということです。そのためにはどうしたらいいかということを海外展開を含め常に考えています。
そういう意味では、伝統産業という比較的スポットライトが当たりにくい分野に目を向けてこのような賞をつくってくださった三井グループには大変感謝しております。昔から「人の三井」と言われていますが、その伝統は今でも息づいているのですね。
矢島
お話しを伺いながら、三井ゴールデン匠賞の受賞を機に、改めて様々なことを考えていただける機会になったように感じました。
受賞者の皆さまが更に飛躍されていくことが、この三井ゴールデン匠賞の飛躍にも繋がっていくように思います。
2017年の秋には第2回の募集を予定しておりますので、会場の皆さまもぜひ情報をチェックしていただければと思います。
皆さま、今日は貴重なお話をありがとうございました。

株式会社 能作の製作現場
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福島武山さんの製作風景
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