2019年秋の第3回「三井ゴールデン匠賞」募集開始に向けて、3月23日にaeru gojoで募集説明会とトークショーを開催し、ゲストに第2回受賞者、九谷焼・株式会社 妙泉陶房の山本 篤氏をお迎えしました。
第1回、第2回に引き続き第3回でも審査員を務められる矢島里佳氏(和える 代表取締役)による三井ゴールデン匠賞の応募についての説明を一部ご紹介いたします。
矢島
これまでにも何回か申し上げているのですが、「三井ゴールデン匠賞」で評価されるポイントは伝統工芸や産地への貢献度です。「三井ゴールデン匠賞」では作品を審査するのではなく、その背後にあるみなさまの取り組みにスポットを当てます。ですので、漆や和紙、織物など違うジャンルの方々がグループで何か取り組まれていることがあれば、そのような活動も受賞の対象になります。
応募についてですが、自分ではなかなか書きづらいという方がいらっしゃいましたら、知人同士でお互いに他薦し合うというのも、1つの方法ではないかと思います。
「人の三井」が社風の三井グループ各社がまとまった三井広報委員会が主催する「三井ゴールデン匠賞」で、伝統工芸の産地が盛り上がり、それによって様々な課題が解決に向かっていくお手伝いができればと、審査員の1人として願っています。
トークショーでは山本 篤氏に「三井ゴールデン匠賞」に対する想いや今後のあり方などについてお話いただきました。
山本 篤 | 「三井ゴールデン匠賞」を受賞してよかった点の1つは、たくさんの方とお話しさせていただく機会が増えたということです。授賞式の後に前回の受賞者やファイナリストの方々と集まる場を設けていただいたので、情報交換ができたり、出会いもあったりしてすごくよかったです。 作り手はもちろんのこと、伝統工芸に携わる人全般を評価していただく「三井ゴールデン匠賞」の存在は本当にありがたいですね。 作品を作るだけではなく、若手にもなるべく注目が集まるような仕組みづくりや、適正な値付けなどによって九谷焼の発展に尽くしてきたことが今回評価されたようなのですが、今後は異業種の方と組んだりして、さらに新しい作品の見せ方を考えていく必要があると思っています。今までコーディネーションはお店の方がやることが多かったと思うのですが、これからは同じくらい力のある作り手が集まって限定1個の作品を作るなど、いろいろチャレンジできることがあると考えています。 |
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第3回三井ゴールデン匠賞は2019年秋から募集開始予定です。
伝統工芸に携わるたくさんの方の応募をお待ちしています。
応募要項の詳細はこちらから。
【募集予告トークイベント】 | ||
日時 | 2019年3月23日(土)19時00分~ | |
会場 | "0から6歳の伝統ブランドaeru"京都直営店「aeru gojo」 https://a-eru.co.jp/gojo/access/ 京都市下京区松原通室町東入玉津島町298 |
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内容 | 第3回「三井ゴールデン匠賞」募集説明会 山本 篤氏×矢島里佳氏によるトークショー |