第3回「三井ゴールデン匠賞」審査員紹介

公益財団法人 三井文庫 三井記念美術館 参事

赤沼 多佳

PROFILE

裏千家茶道研修所において茶の湯を専門的に学ぶ。その後、東京国立博物館陶磁室調査員を務め、茶道資料館開設に伴い併任。1986年より茶道資料館学芸部長に専務し、茶道史、陶磁史を踏まえた茶道美術の展覧会を企画、開催する。また1990年より嘱託研究員として三井文庫別館の活動に協力し、2005年以後、現職に就く。専門は茶の湯にかかわる東洋陶磁の研究。1990年より現代陶芸、現代茶道美術の公募展審査に係わる。

英国『Wallpaper*』誌 ジャパン・エディター

イェンス・イエンセン

PROFILE

1977年 デンマーク生まれ。ロンドン大学 日本語学科卒業後、2002年より日本在住。デンマーク大使館の担当官として広報の仕事に従事するとともに、デンマーク式のコミュニティガーデン“コロニヘーヴ”を日本に広める活動を行う。2014年にフリーランスとなって以降、北欧の文化やライフスタイルをTVや雑誌、書籍などを通して発信し続けている。
一方で、2015年には経済産業省補助事業「ふるさと名物発掘・連携促進事業The Wonder 500™」のプロデューサーに選任されるなど、日本の魅力を海外に発信する仕事にも携わっている。奈良県の海外プロモーションへのコンサルティングを行った経験も持つ。
イギリスの「Wallpaper*」誌の日本駐在エディターとして、デザイン、建築、職人の技術を中心に日本の文化を紹介しているほか、デンマークの経済紙「「Børsen」にも寄稿している。

『工芸青花』編集長

菅野 康晴

PROFILE

『工芸青花』編集長。1968年生れ。1993年新潮社入社。『芸術新潮』及び「とんぼの本」シリーズの編集部に在籍し、美術・工芸・建築を主に多くの企画を手がける。担当した本に、川瀬敏郎『一日一花』、坂田和實『ひとりよがりのものさし』、中村好文『住宅読本』、金沢百枝・小澤実『イタリア古寺巡礼』、木村宗慎『利休入門』、三谷龍二他『「生活工芸」の時代』など。2014年に「青花の会」を始める。

工芸評論家、多摩美術大学教授

外舘 和子

PROFILE

工芸評論家・多摩美術大学教授。テート・セント・アイブス、スミス・カレッジ美術館、フランクフルト工芸美術館、ボストン美術館、クロチェッティ美術館など、国内外の美術館・大学等で展覧会監修、図録執筆、講演多数。主書に『日本近現代陶芸史』、『中村勝馬と東京友禅の系譜』、『Fired Earth, Woven Bamboo: Contemporary Japanese Ceramics and Bamboo Art』。2019韓国・世界陶磁ビエンナーレ審査員、第4回金沢・世界工芸トリエンナーレ審査員。『炎芸術』「時代でたどる日本の陶芸」、『毎日新聞』(奇数月第2土曜朝刊)「工芸の地平から」連載中。

クリエイティブディレクター、good design company 代表

水野 学

PROFILE

東京都出身。1996年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業、1998年good design company設立。ブランドづくりの根本からロゴ、パッケージ、店舗デザインまで、トータルにディレクションを行う。主な仕事に、NTTドコモ「iD」、「農林水産省」CI、相鉄線ブランディング、熊本県キャラクター「くまモン」、中川政七商店ほか。著作に『センスは知識からはじまる』(朝日新聞出版)ほか。

株式会社和える 代表取締役

矢島 里佳

PROFILE

職人の技術と伝統の魅力に惹かれ、「次世代の子どもたちに、 日本の伝統をつなげたい」との想いから2011年、株式会社和えるを設立。翌年、幼少期から使えるオリジナルの日用品を、日本全国の職人と共につくる“0歳からの伝統ブランドaeru”を立ち上げ、日本の伝統や文化を伝える拠点として、2014年に東京「aeru meguro」、2015年に京都「aeru gojo」をオープン。2015年、「第4回 DBJ女性新ビジネスプランコンペティション 女性起業大賞」、2017年 第2回 APEC「APEC BEST AWARD」にて、APEC best award大賞、Best social impact賞をダブル受賞。

株式会社メソッド 代表取締役、バイヤー、監修者

山田 遊

PROFILE

東京都出身。
2007年株式会社メソッド設立。数々のショップの立ち上げや企画に携わる。 2013年『別冊Discover Japan 暮らしの専門店』がエイ出版社より、2014年『デザインとセンスで売れるショップ成功のメソッド』が誠文堂新光社より発売。